リニューアルしました
2015.03.06更新
リニューアルしました
2012.07.21更新
こんにちは、エルデンタルクリニック、矯正担当の佐藤です
エルデンタルクリニックも開業してはや3年地域のみなさんのおかげで、ここまでやってこれました
3年もやっているのに、ブログの更新回数は…?なんて野暮な事を言ってはいけません
これからものんびりマイペースでやっていくかと思いますので、どうぞよろしくお願いします
で、今回のタイトル、こどもの矯正治療
今まで出会って来た、こどもの患者さん(特にそのご両親)とのやり取りから疑問に思っていたことやよく聞かれることついて僕の考えを書いていきたいと思います。
●こどもの矯正治療は何才ぐらいにやるの?
当院では下の図の④前後、つまり8才前後ぐらい(小学校3年生ぐらい)で、治療を考えてほしいと話します。その時にやる治療がこどもの矯正治療としています。では、それ以外の期間は何もしなくて良いわけではありません。
ちょうどよい時期を逃さないためにも、3か月~半年ぐらいの定期検査をおすすめしています。もちろん、虫歯を作らない、医院に慣れてもらい、また矯正治療で大事なモチベーション(やる気、興味)をつくったり、といろいろとできます。また、歯に対しての質問もできますので、子育てで忙しいお母さんがひとりで考え込まずにすみます
あくまで下図は目安なので、年齢等、個人差があります。
早過ぎても別に構わないので、定期検査をしましょう
①この段階ではまず矯正は行いません。気にする方も多くはありませんが、受け口(反対咬合)よく相談に来られます。その場合、マウスピースでの治療が可能ですが、先が長いことを考えるとあまりお勧めできません。
②ここでもまだ治療ははやいと考えます。
③まだまだ早いが、症状により治療を行うことがある。
④ ここが最初の矯正のタイミングだと考えます。
⑤この期間を利用して矯正治療を行う
⑥⑦横の歯(犬歯、臼歯)が生えてくる。だいたい2年くらいかけて生え変わる。
この時にはじめると生え変わりを待つ必要があるため、期間が長くなる。そのため当院では、特別な理由が無い限り、大人の歯並びが完成するまで治療を開始しない。
⑧これ以降は若干の違いはあるが大人の矯正治療
2011.09.07更新
またまたご無沙汰です
前回書いたように、エルデンタルは2年目を過ぎ、多くの患者さんに来ていただきました。
これも、来ていただいた患者さんや、スタッフ、また地域の方々のおかげだと思っております
これからも初心を忘れることなく、精進していきたいと思っております
そのひとつとして、新しい診療台(ユニット)を増やしました。それというのも、いままでの台数(3台)では患者さん
をお待たせしたり、飛び込みで来られた方を診ることができないことが最近になり、特に多く感じられるようになっ
たからです。
新しい診療台は個室で、しばらくは矯正の患者さん用となるかと思います。
まだまだ殺風景な感じですが、少しずつ楽しい雰囲気になるよう努力していきたいと思っています。
(あんまり趣味に走って怒られないよう気を付けます。)
これからもエルデンタルクリニックをどうぞよろしくお願いします
2011.07.20更新
だいぶご無沙汰しております。もろもろ落ち着いてやっとブログに手を付けることができました
前回のブログからの間におこったこと
1.東日本大震災 実家が福島なので・・・そこそこのダメージを負いました
2.エルデンタルクリニックが2周年を迎えました
3.ウェンツさんが矯正をつけてテレビに出ている(あとあやまんjapanも)
4.なでしこジャパンが世界一に!
5.アナログテレビが終了!
6..僕のパソコンが新しくなった
7.携帯が壊れた
とまあ、それだけほったらかしにしていたということなのですが
気持ちを切り替え、矯正装置について書いていきたいと思います。
顎間ゴムとは! ち~ん
そう!見たまんま輪ゴムです!正直、装置というには大げさな気もしますが、歯を的確かつ素早く動かす為に非常に重要な役割をします。
装着した感じはというと・・・
※画像をクリックすると拡大されます。
ブラケットに引っ掛けています。
口をあけると とこんな感じ
正直、自分の矯正治療経験から言っても、とってもめんどくさい!
何がめんどくさいのか?それは、ただの輪ゴム(大きさや強さが規格化されているだけ)ですので、ずっと使い続ければそのうち切れちゃったり、力が弱くなったりします。また、食事をするには邪魔(つけたまま器用に食べる方もいますが)です。
だから、朝昼晩、食事ごとに患者さん自身で交換してもらわなければならないのです。
これって、書くと簡単そうに思えますけど、けっこう大変なんです。
朝の忙しい時間学校や会社などの貴重な昼休み
友達との食事会や飲み会
そんな時は面倒でしなかったり、忘れちゃったり、カッコ悪いと思ってわざと着けなかったり。
また、やっぱり歯を動かすことになるので、顎間ゴムをつけることで痛みがでたりします。
理由は人や場所によりいろいろあると思いますが、とにかく面倒なんです
ちゃんとつけてるよ~なんて思っている、矯正治療中のソコのあなた
本当に使えていますか?
使えているというのは時間のことです。もし1日あたり5、6時間で使えていると思っていたら大間違い
12時間でもあやしいくらいです。
なぜか?それには矯正治療の後戻りが関係しています。
歯は力をかけると動きますが、その力を除くと元に戻ろうします。
1日は24時間ですので12時間使っていても残りの12時間でほとんど変化ない状態まで戻っているのです。
5、6時間では1歩すすんで2歩下がるようなことなのです。
*年齢が上になればなるほど、戻る量が多いと考えられています。
ですから、12時間よりは14時間、14時間よりは24時間(食事中は外してよいのでありえないと思いますが)使ってもらえれば、早く、良く治るのです。
実際、治療をしていて、顎間ゴムをしっかり使っている患者さんは早く終了する傾向があります。
逆に顎間ゴムを使わない患者さんが予定通り終了することは難しく、場合によっては何年治療を続けようが終わらないことだってありえます
このようなことから矯正治療は患者さん自身で治すのと同じですよと治療前によく話します。
顎間ゴムを使用するタイミングやその期間等は患者さんによって違います。
僕ら治療する側が気を付けることは、なるべく使わなければならない期間を減らすことです。(咬み合わせによっては治療の大部分で顎間ゴムを使わなければならない方もいます。)
正直な話、矯正の先生には地味かつあまりにも当たり前すぎて(それくらい矯正治療と切り離せないものなのです)顎間ゴムについてちゃんと説明しない方は多いように思われます。
もちろん裏側の矯正(舌側矯正)だって使いますよ。見えないために裏側を選んだのにどうするんですかね?
とあまり裏側をやらない僕は思ってしまいます。
患者さんたちが気にしているのが見た目だったとしても、僕たちは当たり前のように咬み合わせもよくするよう治療しています。良い咬み合わせは、歯の健康のため、せっかくきれいな歯並びを長く維持させることができます。
とっても、とっても地味~な顎間ゴムですが良い咬み合わせを作る、しっかりと咬めるようにするためにはどうしても必要な、縁の下の力持ち的な存在なのです。
2010.11.30更新
エルデンタルクリニックもオープンしてからはや、1年と1ヶ月が経ってしまいました
本当に時間が過ぎるのが早く感じられた1年でした。
そしてブログですが…4月よりサイトの準備をしてようやくの記事アップです
僕自身、あまり筆まめではないのですが、
矯正をお考えもしくは、矯正治療をしている皆さんのお役にたてるよう
を心に、これからもアップしていきたいと思っております。
と前置きはこれくらいにして、
矯正治療期間についてお話したいと思います。
矯正は長い
まあその通りなんですケド…
その要因の一つには、歯の動くしくみです。
ざくっと説明すると、歯が動くのは、歯の周りにある骨(歯槽骨:シソウコツ)が変化して動きます。
その変化とは、歯が進む側の骨が溶け、もとあった場所に新しくつくられる。それを細かく繰り返すのです。
厳密には違いますが、傷をつくって治すのを同時に繰り返している状況ともいえます。
矯正治療はその人、その人の自然治癒力を利用した治療と考えています。
傷の治りは、その大きさや年齢によって違うと思います(僕は傷の治りが遅くなる年頃です)
ですから、早く動かしたいからといっても、力を強くすれば早く動くわけでもないのです。
僕はざくっと、1mm動くのに1カ月ぐらいと説明しています。
あああ!
僕の文章も長い!(慣れてないのでスミマセン)
今回はここらへんで
次回は矯正治療期間を短くするには?です。
みなさん何事も継続は力なりですよ!
これからどうぞよろしくお願い致します。
2010.08.21更新
どうも~
今、テレビを見ていたら、SP●EDのSHさんが矯正装置をつけていましたヨ
最近、テレビに矯正装置をつけて出る人たちが増えたような気がします。
僕的にはとても良いことだと思います。
増えた理由のひとつに、装置が外側でも目立ちにくくなったことがあげられます。
個人的には目立っても良いと思うのですけどね…
だって、歯の健康を気遣っている証しなのですから。
僕は患者さんに
恥ずかしがることではなく、むしろ誇るべきだ
こう、患者さんには説明しています。矯正治療中の皆さん!堂々と治療に取り組みましょう!
そして写真を取る時には思いっきり見せつけてやりましょう!
(僕も治療されていた時はそうでした)
いずれまたこの話題について書いていきたいと思います。
で
今回は矯正治療期間を短くするには?です。
こう書くと、最新式の装置で時間短縮!!
とか、期待していませんか?
そう考えたアナタ
アマイッ
確かに昔よりは良い装置になっていますが、基本的に治療期間は大きく変わってはいないのです。
前回、体の仕組みのため時間がかかると書いたばかりです。体は最新式になっていませんよね?
装置に頼らずとも短くすることはできるのです。
ここで、短くする(長くしない)ためのポイントをまとめてみました。
1.治療結果を妥協する
2.治療するタイミング
3.効率の良い(回り道をしない)歯の動かし方
4.歯ではなく骨を切って(手術をして)動かす
いきなり、1.でふざけていると思いましたか?
いいえ、大マジメです!
妥協するポイントは簡単にまとめると次の2つです。
”2か所悪いところがあるけど、1つしか治さない”のような治療部位を減らす方法(部分矯正)
”本当は10mm動かしたいけど5mmしか動かさない”のような移動量を減らす方法
これらのことは時と場合により、悪いこととはいえません。
ただ大事なのは患者さんがその事(妥協している内容)を理解して治療を行うことだと思います。
2.は若ければ若い方が良いというわけではありません。あくまでタイミング!
まず、歯の萌え換わりが劇的にすすむ小学校4年生ぐらい(9~10歳人)からはじめると萌え換わりは12歳までは終わりません。2年間近くは治療は進まずにただ装置をつけるだけの期間になってしまいます。(萌えたら装置つけるを繰り返すので、針金がつねにスタート時のものになってしまうから)
よって治療期間は2年+?年に必ずなってしまいやすいのです。(どうしてもその時期にやらなければならない場合はもあります)
もっとも萌え換わりが一段落する2、3年生(7~9歳)ぐらいで始めると1年内で終わったりもします。(そのかわりもう一度治療をする可能性が出てきます。)
年齢以外でも、結婚式で装置を外したいとか、受験勉強や部活で通えないとかそんなタイミングも影響したりします。知っておきたい矯正のこと→何歳から始めればいいの?も参照してくださいね
そろそろ終わるタイミングかな…(力尽きました…)
矯正治療期間を短くするには(2)につづく
2010.07.29更新
どうも?
(2)に続くといってから丸々2か月がたってしまいました
非常にお恥ずかしい限りです。ホントに三日坊主になってしまうところでした。(なっていました)
言い訳をするわけではないのですが、中村橋の当院も矯正の患者さんが増え、ホント忙しかったんですよ
(ブログをいっぱい書いている先生方、スゴイと思います。)
こんな感じですが記事をどんどん増やしていきますので、どうぞよろしくお願いします。
では、早速本題に入りたいと思います。矯正治療期間を短くするにはですが、
短くする(長くしない)ためのポイントとして以下の4つのをあげさせてもらいました。
1.治療結果を妥協する
2.治療するタイミング
3.効率の良い(回り道をしない)歯の動かし方
4.歯ではなく骨を切って(手術をして)動かす
今回は3.効率の良い歯の動かし方からです。
動かすのは歯医者のセンセだから、患者さん自身でどうすることもできないじゃん!と思うでしょう。
確かにどの装置を選択するのか、力を強めるのが良いのか、弱めるのが良いのかなど、この項目の大半を先生側が握っています。(そのため、どの先生もいろんな勉強をしているので、信頼してもらうしかないです
)
ですが、患者さんの行動も十分に影響します。それは、取り外しできるものを使った治療の時です。
患者さんが取り外しができるということは、当たり前のことですが使っている時は効果があって(歯が動いて)外している時は効果がありません。ずっと外しっぱなしだと何カ月たっても変わらないのです。
それどころか、外している間、歯は元に戻ろうとするので、
使っている時間より外している時間が長ければ、
1歩進んで2歩下がる
そんな前に進まない(終わらない)治療になってしまいます
ですから、先生がこれを使ってねと言われたものは、注意を良く聞いて、長く使うようにしましょう!そうすれば、効率よく(無駄な時間をかけず)歯が動き時間の大幅な短縮も考えられます。
※ちなみに、取り外しするものはいろいろありますが、覚えて欲しいものとして輪ゴム(顎間ゴム)、やリテーナーという装置が高頻度で治療に用いられます。
4.歯ではなく骨を切って(手術をして)動かす
ですが、矯正治療期間を短くするために行う、このような治療方法をコルチコトミーといいます。
詳細はぐぐってもらうとしてざっくりといいます!コルチコトミーは歯肉をめくりあげて骨にヒビを入れる手術です。
通常、歯が動くすのには骨(歯槽骨)と歯根膜との間の生体反応を利用するため、時間がかかるわけです(ブログ:矯正治療の期間って?を参照)。コルチコトミーでは、手術によってつくられたヒビ(骨の弱くなった部分)が動いたり、治ったりするすることを利用した治療です。
本来この方法は歯槽骨の異常が著しい人や、歯が歯槽骨とくっついてしまっていて歯が動かない人など、コルチコトミーを利用しないと治療できない人のための方法です。
入院がない手術とはいえ、手術は手術です。傷つけなくて良いところを傷をつけるわけなので、そのためのリスクと実際に短縮できる時間をよく考えた方が良いでしょう。
また、そのような治療を受ける方は前項の1.?3.に特に気をつけておかないと、せっかく動き易くなったのに治療期間が長くなってしまったなんて、笑えないこともおこります。
矯正治療期間を短くするには?と拙い文章で書き散らかしてしまいましたが、いかがでしょうか?少しでも皆さんのお役に立てれば良いのですが…
文章力も含め、これからも精進してまいりますので、どうぞよろしくお願いたします