矯正装置の比較 ~ブラケット矯正について~
ブラケットというのは、歯に取り付ける装置をいいます。そこにワイヤーを通して力を加えながら歯を少しずつ動かしていくのがブラケット矯正です。あらゆる矯正治療の中で、もっともスタンダードな方法です。操作のしやすさから幅広く用いられている方法です。表と裏の2種類があります。よろしければ、以下の表を参考にしてみてください。
表 |
裏 |
その1:歯ブラシのしやすさについて
表 |
裏 |
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食べ物が詰まりやすく、装着前より磨くのは難しくなりますが、鏡で確認することができます。
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矯正をしていなくても内側をきちんと磨けている人は少なく、表よりも虫歯や歯周病のリスクは高まります。
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どっちが有利? | ||
○ | ||
備考 | ||
歯につけるブラケット矯正は歯ブラシがきちんとできることが条件です。 |
その2:治療期間について
表 |
裏 |
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1年半~2年半
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2年~3年 |
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どっちが有利? | ||
○ | ||
備考 | ||
あくまで当院での目安であり、表であっても3、4年かかる方もいらっしゃいます。 |
その3:発音について
表 |
裏 |
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全く同じとはいえませんが、たいていの方が気にならない程度です。 |
発音には舌の動きが関係しており、装置が舌の動きの邪魔になるため、慣れるまである程度時間がかかります。 |
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どっちが有利? | ||
○ | ||
備考 | ||
発音は体の運動のひとつです。トレーニングにより慣れてきます。 |
その4:食事について
表 |
裏 |
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食べたものが詰まったり、引っ掛かったりします。治療中は噛み切ったりという動作などが難しくなります。 |
表で表記したものに加えて、装置分、歯の内側の容積が少なくなり、また舌の動きも制限がされます。スムーズとはいかないでしょう。 |
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どっちが有利? | ||
○ | ||
備考 | ||
ブラケットが、歯からはがれたりすると、治療期間等に影響します。食事はその危険性があります。 |
その5:見た目について
表 |
裏 |
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前歯には歯と近い色のブラケットを使用しますが、必ず金属製のものを使用するときがあります。時期により目立つこともあります。 |
まず、他の人に気づかれることはないでしょう。他の道具(輪ゴム等)を使用すれば見えることもあります。 |
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どっちが有利? | ||
○ | ||
備考 | ||
テレビに出る方でも、表につけて治療される方も増えてきました。 |