噛み合わせが悪いことによるリスクについて

ほとんどの場合、矯正治療は緊急性のある治療ではありません。計画的に徐々に進めていく治療であり、放置した場合すぐに何らかの健康上の被害があるわけでもありません。そのため、噛み合わせが悪かったとしても「矯正をしない」という選択肢ももちろんありえるわけです。そういった意味では、矯正治療が必要かどうかというのは患者さまが決めることになります。しかしながら、噛み合わせが悪いということはそれだけで長期にわたり大きなデメリットをもたらすことになります。ここでは、噛み合わせが悪いことによるリスクを説明します。

見た目のコンプレックス

口元にコンプレックスを抱えている方は案外多いものです。出っ歯だったり、乱ぐい歯であった場合、気になってしまうと笑うのもうまくできなくなります。ひどくなると口元を隠して話す方もいます。こうなると、生活上で常に大きなストレスにさらされることになります。口元は顔の中心部に位置し、大きく動き表情をつくるために他人から常に注目される場所であるからです。口元が気になるために笑えず、結果他人に印象が悪く見られてしまうのもデメリットであるといえるでしょう。見た目がすべてではありませんが、コンプレックスの深さというのは本人以外にはわかりません。その方が非常につらい思いをされているのであれば、矯正治療という方法によって解決を目指すのは至極当然であると思えます。

歯周病のリスク

噛み合わせが悪いと口が閉じづらいため、口が開いてしまい口で呼吸をしている方も多くいらっしゃいます。このような方の場合、口の中がたいへん乾燥しやすくなります。口腔内の乾燥によって唾液が減少すると、むし歯や歯周病の進行が早くなってしまいます。また、扁桃腺を痛めやすくなることもあります。

むし歯のリスク

歯並びが悪い場合は、デコボコの部分や重なっている部分が多いため、どんなに頑張ったとしても歯磨きが難しいのが現状です。そのため一生懸命歯を磨いていたとしても、しばしば汚れが取りきれていません。その結果取り残した汚れの中の細菌が、むし歯を引き起こします。

顎関節への負担

顎関節とは、上の歯と下の歯がうまく当たるように調節している関節のことで、両耳の下にあります。顎関節は、歯と歯の噛み合わせの位置によってずれることがわかっています。顎関節にとって適切な場所でないところで噛み続けていると関節部分に負担がかかり、炎症や損傷を引き起こします。ひどくなると顎関節症といって、口が開けづらくなったり、肩や首がこったりなどの症状がでることがあります。顎関節症の原因は噛み合わせだけではありませんが、噛み合わせの不良が大きな原因を占めるといわれています。とくに、ストレスが強い場合は知らぬ間に歯を強く噛んでいたり、夜間中に歯ぎしりしていたりするため、顎関節に大きな負担がかかっていることになります。

噛み合わせ不良による消化不良

噛み合わせが悪ければ、当然ながら上下の歯が当たるスペースが少なくなります。そうなると、普通の人と比較して一度でものを噛み砕く効率が悪くなります。そのため、充分に噛み砕けないまま飲み込んでしまい、結果として消化不良だったり胃腸への過度な負担になったりしてしまいます。

発音が悪い、発声しづらい

歯並びと発声には密接な関係があります。なぜならば私たちは口の中で特定の形をつくることによって、それぞれの音の発声をしているからです。上下の前歯が噛み合っていなかったり、噛み合わせが逆だったりすると、うまく形がつくれないために発声が明瞭でなくなることがあります。子どもの場合、その状態を他人に指摘されることで、人前で話すのが苦手になることもあります。

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